「三河焼」の七輪や植木鉢
碧南市や高浜市などで製造されている「三河焼」が人気を集めています。三河焼は良質な三河粘土を原料にして作られるものが多く、七輪やコンロ、植木鉢が代表的なものです。江戸末期に長州(山口県)から、碧南の新川地区に移り住んだ岡本銀造がそれらを製造したのが始まりといわれています。
昭和初期には156軒もの陶土器工場がありましたが、現在は碧南市14社、高浜市5社の19社が三河陶器協同組合=碧南市新川町=に加盟し、伝統を受け継いでいます。
植木鉢は、きめが粗い粘土で作られているため水はけがよく、通気性にも優れているため、植物の根が枯れずよく育つのが特徴。素焼きや釉薬など色やデザインも豊富。三河粘土と耐火性の強い石川県七尾産の珪藻土を使用した七輪やコンロは燃焼効率が良く、保温性に優れているので、少ない炭でおいしく焼けます。1人用から家族で楽しめるサイズまでさまざま。
商品は組合のホームページ「三河焼」で見ることができます。また、組合前ではB級品の植木鉢を販売しています。午前9時~午後3時(月~金曜)。