日本新工芸展で内閣総理大臣賞

陶芸家の待田和宏さん

【待田さんの作品「撓屈『瀝Ⅵ』」】

 安城市の陶芸家、待田和宏さんが、「第43回日本新工芸展」で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞しました。受賞作は、待田さんが長く取り組んでいる「撓屈(どうくつ)」シリーズの「瀝(れき)Ⅵ」。「まさか自分が選ばれるとは思わなかった」と控えめに喜びます。

 同展は、日本新工芸家連盟が主催する「美と生活の調和」をテーマにした公募展。陶芸や染織、金工、紙工芸など、全国から118作品の応募があり、3月下旬に審査会が行われました。待田さんは「影や線、柔らかな肌にも気を使った」と振り返り、「テーマにしている『撓(たわ)めて曲げる』をこれからも追求していきたい」とさらなる意欲を見せます。

 【安城ホームニュース2021.5.28掲載】

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