フラット構造のたき火台

刈谷市の正木さん夫妻が開発

【開発したたき火台と正木さん夫妻】

 自動車部品の製造を手掛けるキクチエンジニアリング=刈谷市小垣江町=2代目の正木大貴さん・香織さん夫妻がキャンプ用品のブランド「ZULUGEAR」(ズールーギア)を立ち上げ、カスタマイズ可能なフラット構造のたき火台「ZG―X1」を開発。キャンプ愛好者から注目を集めています。
 同製品は、たき火台にサイドテーブルを連結でき、五徳とテーブルがフラットになっているのが特徴。鍋などを持ち上げずにスライドさせて横のテーブルへ移すことができるため、「とっても安全です」と力を込めます。
 2人の子を持つ正木さん夫妻は、ファミリーキャンプ歴7年。既製品のたき火台を利用するうち、「より安全で使いやすいたき火台はないか」と考えるように。夫婦でアイデアを出し合い、大貴さんがモノづくりの現場で培った技術を生かして、試作を繰り返して完成させました。
 大貴さんは「非日常の体験ができるキャンプを通して、多くの家族が絆を深めてほしい。子どもがいても安心して楽しめる環境をサポートできれば」と話しています。
 価格は1万8040円(たき火台のみ)~3万7400円(テーブル2つ付き)。問い合わせ、製品の購入はホームページから。

(刈谷ホームニュース2021.5.28掲載)

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