「全集中」でテレワーク応援
コロナ禍での挑戦②
ホテルクラウンパレス知立 施設を有効に提供
ホテルクラウンパレス知立がコロナ禍の新たな取り組みとして、テレワーク応援プランを実施しています。
緊急事態宣言などが発令されるたびに飲食店を閉じてきた同ホテル。「店を開けたいのはやまやまですが、市や国の方針をしっかり守っていかなければ」と表情を引き締める宗保総支配人。飛沫防止パネルは、さまざまなテーブルの形やサイズに合わせて作ったものを置き、感染予防に努めています。
客足が落ち込む中、「ホテル客室で全集中プラン」と銘打ち、スタートしたのは3月。「都心ならではのプランかと思っていましたが、利用される方が増えています。サービスが行き届いたスペースで快適に過ごしていただけます」と利用を呼び掛けます。
時間は午前8時~午後9時。1室1~4人の部屋を用意、ベッドの有無も選べます(5000~9000円)。ミネラルウオーターなど飲料水のサービスや館内レストラン15%引き(緊急事態宣言中は閉店)の他、駐車場が無料。Wi―Fiも完備しています。
150人収容の宴会場は定員を約30人にし、会合などで利用できるスペースに。「この状況の中で、施設内をいかに有効活用するかを考えて、独自のサービスを展開していきたい」と前を向きます。
※市は、利用者が1回2000円を上限に補助を受けられる「知立市テレワーク施設利用促進補助金」制度を実施しています。利用には事業者の申請が必要です。問い合わせは知立市経済課へ。
知立くらしのニュース2021.06.11掲載