日月水木金土 -25-
10月の月末は、日の入り直後の西空がにぎやかです。南から土星、木星、金星、水星と並んで見えます。
とは言っても金星、水星は日没後間もない午後5時30分でも、角度にして5度と地上スレスレで、西空の開けた場所で双眼鏡を使用しないと見つけられないと思います。明るい金星を見つけたら、左側にある水星も探してみてください。高度が低いうえ、刻々と沈んでいくのでハードルが高いです。
しかし31日には木星近くに細い月が加わり、2日後の11月2日には土星に大接近します。昼間の太陽(日)も含めて“日月水木金土”をいちどきに見るチャンスです。
双眼鏡を使用する時は、しっかりと日没を確認して、くれぐれも太陽を見ないように注意してください。
絵・文/安城天文同好会
(2019年10月25日掲載)