知立初の「高校生議会」へ向け始動

山本学園14人の〝議員〟がまち歩き視察

【市議と道路の視察をする生徒たち】

 8月6日に知立市議会本会議場で初開催される「高校生議会」(同市議会主催)を前に、山本学園情報文化専門学校高等課程の生徒会役員14人が、まち歩きをしながら、市の問題点を探っています。
 3回目の5月31日は、前回同様、3グループに分かれて、これまでに見つけた問題箇所を再確認。市議のアドバイスを受けながら、解決策を考えていきました。
 「ゆっくり歩くと日頃気付かないことに目を向けられる」と話す生徒会女子部の竹谷芽依副会長ら4人は、三河知立駅付近の道路を視察。道幅や交通量の多さ、側溝の崩れ、道路の凸凹などについて協議していました。
 「見過ごしていた箇所を、高校生の目線で気付かせてくれた。すぐ修繕した場所もある」と同行した市議たち。
 女子部の安岡真子会長は「住んでいる人たちのことを考えて発言している議員の言葉は参考になった」。男子部の佐々木瞭多会長は「予算がかかることは思いだけでは解決できないことが分かった。議会に挙げる提言を選んでしっかりまとめていきたい」と意気込みます。
 同校のまち歩きは、学校周辺や通学路などを市議と一緒に歩き、道路や歩道の整備状況、水路からの悪臭、大人の喫煙マナーにも注目。課題を絞り込んで政策提言としてまとめます。

市議会本会議場で3高校が代表質問

 高校生議会は、選挙年齢の引き下げで選挙権を有する高校生にも地方自治への関心を高めてもらおうと、知立市議会が考案。他に知立高、知立東高も参加します。
 同議会は、市議会本会議場で午後1時30分~4時30分。問い合わせは知立市議事課へ。

知立くらしのニュース2021.06.25掲載

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