町ぶら刈谷百景(7)

【祖母神社境内に伝わる鎌倉街道跡】

 ■祖母神社に鎌倉街道伝承地

 鎌倉幕府開府に伴って整備された京鎌倉往還路。徳川家康が五街道を整備した際に古街道となりましたが、その面影が刈谷市内にもわずかに残っています。

 東境町の祖母神社境内には、鎌倉街道の跡と伝えられる道が残されており、「史跡 鎌倉街道傳承地」と刻まれた記念碑も建立されています。木々に囲まれた静かな未舗装路が、どこか往時の雰囲気を漂わせているようです。

 鎌倉街道は、刈谷市の文化財に指定されています。江戸時代末期には、刈谷藩家老浜田輿四郎雅晶が実地踏査し、「鎌倉街道之記」を書き残しています。

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