森本寛治さん個展
日本画を描き続ける森本寛治さん(68)=碧南市浜寺町=が、3年ぶりとなる作品展「UTAHIME」を同市弥生町のカフェカノンで開いています。18日まで。今回の作品展では、友人の勧めで数年前から描き始めたボタンの作品を中心に約10点を展示します。
18日まで 碧南のカフェカノンで
個展のタイトルと同じ作品名が付けられた「UTAHIME」は、白とピンクのボタンの中にオスとメスの2匹の蛙を描いています。題材は、ラジオで聞いた鴨長明が著した〝無名抄〟の中で触れている「井出の蛙」。その時の話が強く印象に残っており、数年の時を経て、鎌倉時代の世界を具現化しました。
大きさは縦140㌢、横75㌢のパネルを4枚合わせてひとつの作品になる大作です。色使いにこだわりを持っている森本さんならではのタッチで描かれています。 「個展の会場は日本家屋なので、その雰囲気に合うように描きました。花それぞれに表情があるので、見てもらえたら」と話します。午前11時~午後4時。