最後のソプラノリサイタル

声楽家の酒井宏枝さん 8月8日に刈谷市総合文化センターで

 刈谷混声合唱団や刈谷市の第九演奏会などで指導者を務めてきた酒井宏枝さん=豊橋市・写真=が8月8日午後2時から、約30年間にわたる声楽家活動を締めくくる「ソプラノリサイタル~ウィーンの風によせて」を刈谷市総合文化センター小ホールで開催します。刈谷ホームニュース後援。

 酒井さんは豊橋出身で、刈谷音楽協会会員。中学校で音楽教員を務めた後、30代前半から声楽家としてのキャリアをスタート。加藤典子さん(故人)らに師事し、意欲的にコンサート活動を行う傍ら、刈谷の同合唱団で20年近く指導を続けてきました。愛知万博の刈谷デーで披露された「万燈讃歌」ではソリストとして出演しました。
 昨年65歳を迎え、第一線で歌い続ける活動に一区切りをつけることを決意。「締めくくりのステージは、刈谷の皆さんの前で集大成を」と酒井さん。「これを機に指導により力を入れていきたい」と話します。
 コンサートでは、毎年のようにレッスンを受けてきたウィーンにゆかりのある作曲家らを選び、シューベルト、モーツァルト、シェーンベルクなどの曲を披露。これまで多くのステージで協演してきたバイオリニストの恵土眞理さん、ピアニストの鈴木佳代子さんも出演します。「ずっと応援し、支えてくださった皆さまに感謝の気持ちを込めて歌います」
 チケットは2000円。全自由席。未就学児の入場不可。同センターで発売中。問い合わせは、寺澤さんTEL0566-23-2077

(刈谷ホームニュース2021.7.9)

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