魯一会が没後110年しのび清掃
偉業伝える教材を作成中
郷土の偉人・内藤魯一(1846~1911年)を顕彰している市民団体「魯一会」の5人が、没後110年に当たる6月30日に、猿渡公民館の敷地に建つ内藤魯一の銅像周辺を清掃しました。
魯一は福島藩の家老の長男。明治維新後、知立重原の地に移り住み、行政改革や地域開発に取り組みました。板垣退助とともに明治時代の自由民権運動に奔走、衆議院議員として生涯を終えました。
明治用水西井筋の開削、安城農林高校の設立、農業振興、名古屋港の築港など三河周辺の地域振興にも大きな業績を残した魯一。同会は先人の偉業を再発見し、広く伝えたいと没後100年の10年前に発足、これまでの足跡を紙芝居にしたり、魯一像の案内板を新しくしたりしました。
3年ほど前から活動を休止していましたが、110年を機に再開。市民に広められるよう一生涯をまとめた教材を作成中です。小橋和昭会長は「魯一の偉業を後世に伝えるためにも教材を完成させ、多くの人に見てもらいたい」と話します。
知立くらしのニュース2021.07.23掲載