鈴木美穂さんが「無彩の哀歌」
9月22日 電気文化会館ザ・コンサートホール
岡崎音楽家協会に所属するピアニスト鈴木美穂さんが9月22日、名古屋市中区栄二の電気文化会館ザ・コンサートホールで、「無彩の哀歌(ラメント)」に出演します。午後7時開演。
出演はマ・ヴィレピアノ四重奏団。カルテットは、鈴木さんが県芸術大学で共に学んだ同期の牧野葵さん(バイオリン)、中村真帆さん(ビオラ)、先輩の加藤志麻さん(チェロ)と結成。マ・ヴィレは仏・独語を合わせて「私の意志」を意味します。
マ・ヴィレ初のコンサートで、ブラームス「ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60」、プロコフィエフ「ピアノソナタ第7番『戦争』Op.83変ロ長調」、ヒンデミット「無伴奏チェロソナタOp.25-3」他を演奏します。
当たり前であった日常が一変し、
それまで見えていたもの・感じていたものが崩れていくモノクロームのようなその世界の裏側でうごめく人々の情念、狂気、渇望、真実…
・尊敬する師の自殺未遂(ブラームス作曲「ピアノ四重奏曲第3番」)、
・戦争に覆われてしまった日々(プロコフィエ作曲「ピアノソナタ第7番」)、
・自由だが孤独に・・・(ブラームス作曲「F.A.E.ソナタより第3楽章スケルツォ」)
・2つの世界大戦の間で起きた、父の戦死と自身の従軍(ヒンデミット作曲「無伴奏チェロソナタ」)、
コロナ禍に生きる”現代の私たち人類”と重ね合わせて選曲したこれらの作品と対峙する今のこの4人の演奏を通して、
先行きの不安な現実に立ち向かおうとする人々の姿を感じていただけるよう、
そして少しでも皆さまの活力となりますことを願い、
このコンサートをお届けいたします
(問)ON music project(北川さん)TL080-4300-7611