月テーマに感動の夜

かきつ畑とナスもルが講演・観測

【月や土星を観測する参加者】

 「中秋の名月」の前夜の9月20日、農業を介してまちづくりを提唱するNPO法人「かきつ畑」と「まちのふれあい科学館」を運営する同法人「ナスもル知立」が、遍照院(弘法町)で「月を観る・語る」を開きました。
 親子連れなど30人が参加。語る会では、かきつ畑の理事で月面探査プロジェクトYAOKI事業マネジャーの三宅創太さんが講演。「民間世界初の月面探査プロジェクトと、少し先の未来」と題し、月面開発の最前線で活躍するロボット開発や、来年、民間で世界初の月面探査を実現させるための取り組みなどを話しました。
 子どもたちも「月に水はどれくらいあるの」などと質問。三宅さんは「循環すれば無限にある。みんなが大人になる頃には普通に宇宙で仕事ができるようになるかも」と未来を語りました。
 観る会では、天体望遠鏡2台を設置し、月と土星を観測。この日は満月の前日で、月と木星、土星が並んで見える絶好の観測日和。参加者は、「土星の輪がきれいに見えた」「月が黄金色に輝いている」と感動を分かち合っていました。
 小学3年の池永真那斗君は「月の表面のクレーターもきれいに見えた」。荻野育君は「土星は天使の輪にボールが挟まっているみたい」と笑顔で話しました。

知立くらしのニュース2021.10.8掲載

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