知立駅周辺移り変わりを発信
CNK映像がユーチューブで公開
名鉄知立駅付近連続立体交差事業の高架工事が最盛期を迎えています。そんな駅周辺の移り変わりを記録に残そうと、市民グループ「CNK映像」が、地上と上空から動画を撮影。「大きく変わる知立」と題して、2019年からユーチューブで公開し、現在、21本の動画を配信しています。視聴は「CNK映像」で検索。
2000年度から始まった連続立体交差事業。現在、知立駅と本線、三河線の線路計約4・26㌔の高架化が進んでいます。完成予定は、施工条件の変化など工期が見直され、23年度から28年度へ。それに伴い、駅周辺整備事業も調整中です。
ドローンで上空100メートルから撮影
「変化が分かるよう、ほぼ同じアングルで撮影しています」とドローンを操縦するCNK映像の中野保さん。知立駅付近の上空約100㍍から360度撮影。「国土交通省の許可を取り、撮影場所を決めるのに苦労した」と言います。
地上の風景も映し、時には、電車の中からも。9月28日の午前0時すぎに行われた駅東側踏切上の橋梁設置の様子もカメラに収めました。
「撮影に参加することで駅前の変化に関心が湧きます」と小型ビデオカメラを担当するメンバーの清水妙子さん。編集作業も担う中野さんは「30年、40年後も地元の変化が分かるようにと制作しています。移り変わる知立をぜひ多くの人に見てもらいたい」。
歌手・仙藤誠案のPV制作にも協力
『知立の駅は夢の駅』
かつて住んでいた知立や、中部国際空港など地元を題材にした曲を作詞して歌う仙藤誠さん=安城市。中学教師から歌手に転身し、1999年に『知立の駅は夢の駅』を発表しました。
今年5月、念願のプロモーションビデをCNK映像に依頼。「知立の人たちにはデビュー当時から応援してもらってきた。歌と映像が未来に輝く知立のPRになれば」と話します。
仙藤さんの歌声は、名鉄電車や知立の観光名所が散りばめられた映像とともにユーチューブで楽しめます。
CNK映像プロフィル
メンバーは中野保さん、小林満男さん、清水妙子さん。2018年に結成し、市文化協会に所属。4Kビデオカメラや小型無人機ドローンを使って撮影。知立駅前の他、依頼を受けて町内会やグループなどの動画も制作しています。メンバー募集中。「映像制作に興味がある方はぜひ」
知立くらしのニュース20211126掲載