71年ぶり「明治用水読本」復刻
土地改良区が作成
安城市大東町の明治用水土地改良区は、明治用水開削の歴史を分かりやすくまとめた「明治用水読本―のびゆく農村」(愛知県教育文化研究所編)の復刻版を作成しました。
読本は、1950(昭和25)年に当時の明治用水普通水利組合が発行。70年以上経ち、残部がなくなっていたため、改良区が復刻版の刊行に取り組みました。
本文の記述内容、写真や地図などの資料に変更は加えず、訂正箇所には正誤表を付けました。改良区の杉浦正行理事長は「経緯や背景、影響などが説明されていて、当時の人々の生活についても書かれている。明治用水が築いた地域の歴史を読み解く上で後世に残したい一冊」と話します。
A5判136㌻。1000部作成し、市内の小中学校や公民館などの施設、県内の農業学科系の高校に寄贈しました。非売品ですが、同町の「水のかんきょう学習館」で閲覧できます。
〈安城ホームニュース2021年12月10日号〉