外国人親子の「ブックスタート」を支援

南吉童話の絵本 8カ国語に翻訳/ヒッポファミリークラブ安城

 安城市が赤ちゃんのいる家庭に絵本をプレゼントする「ブックスタート事業」。多言語活動を通した子育て支援に取り組む市民団体「ヒッポファミリークラブ安城」が、市アンフォーレ課と協力して、同事業で配布している新美南吉童話の絵本『かにのしょうばい』を8言語に翻訳しました。


 外国人にとって分かりにくい言い回しや擬態語が出てくる原文を「やさしい日本語」に訳し、さらに英語、中国語、ポルトガル語、ドイツ語、ベトナム語、インドネシア語、フィリピノ語に翻訳。日本語が読めない外国人に、8カ国語を並記した小冊子をブックスタートの絵本と一緒に渡して活用します。翻訳には市内在住の外国籍の母親らが協力しました。


 15日にはアンフォーレで各言語の読み聞かせ会が開かれました。ヒッポファミリークラブ安城は「1年かけて準備してきました。外国人ママたちにもブックスタートで日本の絵本に親しんでもらい、地域とつながりを持つきっかけにもなれば」と願いを込めます。
 ヒッポファミリークラブ安城ではブックスタートの対象者以外でも、希望者には小冊子を500円で販売しています。

【安城ホームニュース2022.01.28号で掲載】

【多言語読み聞かせ会の様子】

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