自閉症の娘と二人展
2月4日から刈谷市のカフェギャラリー
刈谷市の加藤雅子さんと自閉症の娘・莉歩さんの絵画作品展「アール・ブリュット 母娘展」が2月4日から、カフェギャラリー「サロン・ド・カフェ・コフレ」=同市野田新町2-203-1=で開かれます。19日まで。
莉歩さんは子どもの頃から絵が好きで、小学校から高校まで美術クラブなどで活動。現在は就労支援施設で働きながら、同カフェを主宰する日本画家の稲垣恭子さんに親子で絵を教わっています。
作品展には、莉歩さんはアクリル画など12点を出品します。天使や星、動物をモチーフにした絵は表現豊かでユニーク。名画の模写も展示します。「たくさんの人に見てもらえたらうれしい」とほほ笑んでいます。
雅子さんは、莉歩さんに寄り添う形で10年ほど前から絵を習い始めました。水彩画など6点を展示します。
作品展名の「アール・ブリュット」とは、伝統や流行、教育などに左右されず、自身の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術を意味するフランス語。雅子さんは「娘が思いのままに描いた絵を見てください。初めての親子展でドキドキします」と胸を躍らせています。
莉歩さんの絵をあしらった陶器やメモ帳なども並べ、絵と合わせて販売もします。
観覧時間は午前9時~午後4時30分。問い合わせは、同店TEL0566-78-8013