ランバイクで年間チャンピオン

刈谷市の坪根君 日本選手権大会シリーズに参戦

【レースに挑む坪根君】

 刈谷市井ケ谷町の坪根大旺君(5)は、地面を蹴って進むランバイクの競技で活躍しています。
2021年全日本ランバイク選手権大会シリーズ(RCS)では、16年生まれの5歳クラスで年間1位のチャンピオンに。今年も同シリーズに参戦しており、「1番になれるように頑張る」と意気込んでいます。
 ランバイクはペダルのない二輪車で、アスファルト舗装の広場に設けられた約200~250㍍のコースで順位を争う競技です。
 大旺君の3歳の誕生日に、両親が「スポーツの基礎となるバランス感覚を養えれば」とプレゼント。半年後に初レースに臨みましたが、結果は惨敗。「転んで泣いてしまって、私と一緒にゴールしたんです」と母親の友可里さん。しかし、これが闘志に火を付け、「絶対に戻ってきて優勝する」と親子で決意。猛練習を重ね、その年(20年)のRCSで年間2位に輝きました。
 大旺君はチーム「THRAPPY」に所属し、市総合運動公園西側のフリースクエアで練習に汗を流しています。両親はハンドボールの元日本代表選手。大旺君も身長125センチと、同年代では体格に恵まれています。
 今年のRCSは第1、2戦で2位。4月2、3日に静岡県富士士市で行われる3、4戦は、5歳クラスで臨む最後の大会です。「絶対に勝つ」と大旺君。友可里さんは「みんなに憧れられる選手になってほしい」と、エールを送っています。

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