知立の近藤さん プロボウラーへ視界良好
東海大会3冠 全日本はベスト10入り
今春、三好高校を卒業した名古屋グランドクラブ所属の近藤菜帆さん(18)=知立市在住=が、2月26、27日に岐阜県で開かれた「第38回東海地区ボウリング選手権大会」で選手権決定戦、2人チーム戦、4人チーム戦の3冠に輝きました。3月18~21日に稲沢市で開催された「全日本ボウリング選手権大会」では、185人中、自己最高の10位に入る健闘を見せました。
12ゲームの合計得点で競った東海大会では、後半型の近藤さんが最終3ゲームでさらに得点を伸ばし、2位に218ピン差を付けて頂点に。「個人を取らないと3冠にならないのでうれしい。自分らしい思い切ったボウリングができました」と自信をつかんだ表情。
昨年12月の県大会や、1月の全日本クラブ対抗選手権でも優勝を飾りました。
小学3年からボウリングを始め、坂田重徳プロに師事。小学生から全国大会で優勝や上位入賞を重ね、2019年から全日本ユースナショナルチームのメンバーに。
昨年前半は調子が上がらず焦りがあったといいますが、「師匠に褒められ、これまでで一番うれしい大会」と話すプロ中心のジャパンオープン(10月)での準優勝で、徐々にペースを取り戻しました。
本年度はアマチュアとして、技術と人間性を磨き、来年度、プロ入りを目指す近藤さん。「心に余裕を持てるよう今以上に力をつけて、海外でも通用する選手になりたい」と目標を掲げます。
知立くらしのニュース2022.4.8掲載