知立市が特殊詐欺を防止へ補助金交付

機能付き固定電話が対象

　知立市は4月8日、市役所で訪れた市民に、高齢者の特殊詐欺被害を未然に防ぐための固定電話機への補助金交付（特殊詐欺対策電話機器等の購入費補助制度）の利用方法や対象電話機について紹介しました＝写真。
　安城署生活安全課の署員や市職員が応対。購入を考え、熱心に説明を聞く人も。未登録者の電話が一目で識別できる内蔵型が人気を集めていました。
　電話着信時に通話内容の録音を自動で相手に伝える機能が付いていて、「音声が流れる時点で相手が電話を切るケースが多く、効果があります。取り付け後は、統計的にも被害が発生していないという報告もあります」と市安心安全課。市内では、今年に入って2件の詐欺事件が発生しており、「ぜひ利用してほしい」と呼び掛けます。
　同制度は、来年3月31日現在で65歳以上の人などが対象。4月1日以降に購入した迷惑電話防止機能付き電話機や、通話録音警告機の購入費の2分の1（設置費含む、上限7000円）の補助を受けられます。1世帯1台限り。スマホ、携帯電話は除く。来年3月20日まで（予算に達し次第終了）。問い合わせは知立市安心安全課へ。

知立くらしのニュース2022.4.22掲載