知立の遍照院で〝寺めし〟開始

朝食を提供 子どもの発育見守る

【子どもたちが集まる大師茶屋】

 お寺で食べよう朝ご飯―。知立市弘法町の遍照院(弘法さん)で朝食を提供する「寺めし」が始まりました。
 「ご飯とみそ汁は日本の食文化。朝ご飯をきちんと食べることで、子どもたちの健全な発育につなげたい」と同寺の横井紫光副住職。3月27日に境内の売店・喫茶室「大師茶屋」の隣にガラス張りの施設をオープンさせ、翌日から振る舞いを開始しました。
 「分け隔てなく全ての子どもに」と、小学生以下は無料。支援者による寄付などで賄われています。春休み中は毎日行いましたが、普段は土曜と休日に実施。子どもの大きさに合わせた椅子や机を設置し、毎回具材が違うおにぎりやみそ汁は子どもたちにも大好評。
 「毎日食べたい」と元気に話す小学5年の子どもたちは「大きなおにぎりは何が入っているのか楽しみ。友達と食べられるのもうれしい」と笑顔。
 調理などのボランティアたちも、「子どもから元気をもらい、交流の場になります」。横井副住職は「今はまだ手探り状態。いつか毎日行えるようになれば」と話します。
 寺めしの時間は午前8~9時。中学生以上300円。平日はカフェとして営業、テラス席もあります。

知立くらしのニュース2022.4.22掲載

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