割り箸細工で名古屋城や奈良の大仏

 高浜市屋敷町2―6―23の仲平座で、同市八幡町の加藤利行さんが制作した割り箸細工が展示されています。 
 62歳で定年した加藤さんは、定年後の趣味を探していたところ、新聞で偶然、割り箸細工を見かけ、やってみようと、2014年から始めました。
 最初の作品は孫と一緒に作った観覧車。実際に手で回して動かすことができるようになっていて、完成した観覧車を見て、孫が喜んでくれたことから、さまざまな作品を作るように。現在制作中の清水寺を含めて、今までに19作品を手がけています。

高浜の仲平座で 加藤さんの作品を展示

【石垣や庭園部分も割り箸で再現した姫路城】

 一つの作品に使用する割り箸は、300~500膳。設計図はなく、インターネットで作りたいものの写真を検索してプリントし、自分でサイズを算出しています。名古屋城と金閣寺は、中に電球を付けて光る仕様に。城の作品が多い中、奈良の大仏や日本丸、水車小屋などは、高度な技術で独特の曲線を表現しています。
 現在は、金閣寺、醍醐寺五重塔、姫路城の他、おもちゃ、花器などを展示しています。今後、作品の入れ替え予定あり。見学は、毎週日曜の午前9時~午後2時30分。

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