安城市で野生のキツネを撮影

安城市の写真愛好家・加藤さんが2年連続で

 安城市の写真愛好家・加藤さんが、市内で野生のキツネを撮影しました。7月上旬、草むらから出てくる姿を見つけてシャッターを押すと、興味深そうに立ち止まり、視線を向けてくれたそうです。

 夏にキツネの撮影を試みて2年目。警戒心が強いため、約30㍍離れた車中でじっと待機し、チャンスをうかがいました。昨年は子育て中の親子の巣穴を見つけ、家族5匹が寄り添ったり、子ギツネが無邪気にじゃれ合う姿を収めました。

 今年も毎日朝夕2回通ってシャッターチャンスを待ち、ようやく1匹を確認。加藤さんは「少し小さめで毛並みがきれい。まだ若そうなので、昨年ここで育った子が戻ってきたのでは」と推測し、「感動の再会」を喜びます。

 加藤さんは20代からカメラを始め、約7年前から野鳥や野生動物を撮影し、ブログやSNS(インスタグラム/araragi2055)にアップしています。理容店を営む傍ら、休日はカメラを担いで近郊の自然スポットへ。仲間との探鳥サークルでは撮影テクニックやコツを指導しています。

 書籍やインターネットで生態を調べ、季節ごとの風景の中で、生命力あふれる瞬間や愛らしい表情を活写。「身近な場所でも四季を通してたくさんの野生の生き物が見られます。ファインダー越しにそっと見守り続けたいですね」と話します。

【安城ホームニュース2022.08.26掲載】

【加藤さんが安城市内で今年撮影した野生のキツネ】
【昨年撮影した子ギツネの兄弟】

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