全日本ボクシング選手権で初V

刈谷工科高校卒業生 ウエノリュウイチさん

 愛知県刈谷工科高校(元刈谷工業高校)の卒業生で中央大学3年のウエノ・アンドレ・リュウイチさんが、「全日本ボクシング選手権大会」のクルーザー級(体重86キロ以下)で優勝。188センチの長身と2メートルの長いリーチを生かした攻撃で、アマチュア界のチャンピオンに輝きました。
クルーザー級は、同大会で本年度から新設された階級。
 

 高校でボクシングを始めたウエノさんは、インターハイやジュニアオリンピックなどにミドル級で出場。これまでの最高戦績は全国3位。ウエノさんは「ミドル級では10キロほどの減量に苦しんだが、今回はほとんど調整することなく挑むことができた」と言い、ジャブで相手との距離を取りながら得意のワンツーなどで攻め込み、RSC(レフェリーストップコンテスト)で勝利しました。
 

 2月9日には、高校時代の恩師と、稲垣武市長を表敬訪問。引退後の進路を視野に入れ、宅地建物取引士の資格を取得するなど文武に全力で取り組んできたことを伝え、「僕と同じ外国にゆかりのある子どもたちに夢を与えられるよう、これからも頑張っていきたい」と話していました。

【アウトボクシングが得意なサウスポーのウエノさん㊧(写真は本人提供)】

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