中学2年時に難関英検1級に合格《知立》

中学3年の品川さん 「絶対取る」強い気持ちかなう

【合格を喜ぶ品川さん】

 中学3年の品川蒼志さんが、3月の実用英語技能検定(英検)1級に合格しました。超難関とされる1級のレベルは「大学上級程度」とされ、合格率も10%前後。品川さんは「合格できてほっとした。絶対取るという強い気持ちで臨んできて良かった」と笑顔を見せました。

 品川さんは小学1年から5年間、スウェーデンに在住。英検初挑戦の同2年生で2級、5年生で準1級を取りました。帰国や新型コロナの影響で中断しましたが、中学進学後、1級を受験。筆記とリスニングの1次試験に3回目で通過し、面接形式のスピーキングテストの2次試験は、4回目で合格をつかみました。
 1級の問題には環境保護や経済成長、人種差別といった時事・社会的な話題が出され、語彙力や知識も必要。考えが伝えられる発信力も求められます。
 品川さんは、1次試験免除の最後でもある4回目を前に対策を変え、2カ月間猛勉強。「自信をつけて受けたので結果が出せてうれしい」。同時期に受けたTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)では940点。その他、社会人や大学生向けの英語能力検定試験でも最高ランクを取得しています。
 学校では情報科学部に所属。「今、一番興味があるのはプログラミングです。英語力を生かしていきたい」と目を輝かせます。

知立くらしのニュース2023.05.12掲載

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