作品に失語症者の思い込め

支援団体が「文化祭」開催

 脳梗塞や外傷など脳の機能障害で、意思伝達が不自由となる「失語症」について知って
もらう「失語症の日記念事業あつまれ425(しつご)」が、刈谷市総合文化センターで開かれました。
 愛知県失語症会話パートナーの会「NPO法人あなたの声」主催。
 

 失語症になった人たちの「文化祭」と題し、約200人が言葉で伝え切れない考えや思いを表現した書や絵画、写真や工芸作品を展示。ギターの弾き語りや合唱の他、県内で失語症者のサポートに取り組む約20団体の活動も披露されました。
 「仲間の作品を見たら、自分も何かに挑戦したくなってきた」と失語症者の男性。同法人は「全国には約50万人の失語症者がいると言われています。言いたいことを話す、聞いて理解する、文字を正確に読み書きするなどが困難な方たちですが、外見から分かりにくいため誤解を受けることも多い。失語症の認知度を高めたい」と話していました。 


 刈谷市で活動する「みずほ若い失語症者のつどい」が同法人の支援を受け、失語症者の交流会を開いています。月1回、刈谷市の心身障害者福祉会館(刈谷市下重原町3-32 ☎0566-24-6066)。

次回は7月1日午後0時30分から。参加費100円。

【作品が並ぶ会場の様子】

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