亀城小6年生が茶わん作り挑戦
2学期にお点前披露
刈谷市立亀城小学校の6年生114人が6月、校内行事の「お茶会」で使用する茶わんの制作に挑戦。同校卒業生で陶芸家の酒井崇全さん=刈谷市新栄町=が手ほどきしました。
茶わん作りは今年、創立150周年を迎えた同校の記念事業。クラスごとに3日に分かれて図工室で行われ、児童たちは、回転台を使った手びねりで、個性あふれる作品を作り出しました。
酒井さんは「小学生の頃の思い出がたくさん詰まった、いつまでも大切にしたくなる作品に仕上げてほしい」と、一人一人に丁寧にアドバイス。作品は酒井さんの工房で釉薬を掛け、焼き上げなどの工程を経て児童たちに届けられます。
「織部風の茶碗を作りたい」という松井君は「ここまではうまくできた。焼き上がりが楽しみです」と期待を膨らませ、岡本さんは「亀城小に陶芸家の先輩がいて誇らしい。私も、母校で何か教えてあげられる大人になりたい」と話していました。
同校では10年ほど前から、校内にある茶室でお茶会を開いており、全児童が体験。今年は2学期に、6年生が自作の茶わんを使って、1年生にお点前を披露する予定です。