特別展「安城譜代1 徳川の支柱 酒井氏」
左衛門尉家と雅楽頭家の2家を紹介
7月15日~8月27日 安城市歴史博物館
特別展「安城譜代一徳川の支柱 酒井氏~左衛門尉家(さえもんのじょうけ)と雅楽頭家(うたのかみけ)」が、7月15日から8月27日まで、安城市歴史博物館=安城町=で開催されます。
特別展開幕を前に、同館では内覧会が7月14日に開かれ、学芸員の本部はる香さんが、3章で構成される展示の概要などを説明しました。本部さんは「有名な(德川四天王の1人、左衛門尉家の酒井)忠次の資料だけでなく、雅楽頭家の資料も紹介していますので、少しでも興味を持っていただければ」と、見どころを挙げていました。
家康と酒井氏との関係 展示資料は古文書、甲冑など134点
古くから松平氏に仕え、江戸時代には名家として認識されるようになった「安城譜代」についての特別展第1弾。安城譜代の中でも、大活躍をした酒井氏を取り上げます。
同展では、酒井忠次の系統の左衛門尉家と、酒井政家(正親)系統の雅楽頭家に焦点を当てます。戦国期から江戸時代初期の酒井氏に関わる、古文書や甲冑、軍配、自画像などの資料134点を展示し、出自や松平氏との関係、徳川家康の下で大きな活躍をした酒井二家を紹介します。
左衛門尉家の忠次は後に、井伊直政・本多忠勝・榊原康政とともに徳川四天王といわれましたが、他の三氏と異なり領内の一部支配を任された唯一の人物。雅楽頭家は江戸幕府創設後も酒井重忠や忠勝・忠世など大老となる人物を輩出しました。
観覧料は600円(安城譜代1・2セット券1000円)、中学生以下無料。午前9時~午後5時(4時30分まで)。月曜休館(7月17日は開館)。問い合わせは同館TEL0566-77-6655