子ども食堂「ちりゅっ子かふぇ」が5周年

総持寺で毎月開催 地域と世代をつなぐ

【手作り弁当などを配るスタッフ】

 子ども食堂を運営するボランティア団体「ちりゅ子かふぇmagocoro」が、活動5周年を迎えました。
 多世代のつながりや居場所づくりを目的に2019年にスタート。渡辺亜也子代表と事務局の栗田純子さんを中心に、中学生から70代までの約30人がスタッフとして同食堂を支えています。
 軌道に乗りかけた頃にコロナ禍になりましたが、「おうち時間に」と、企業やフードバンク、地元の協力店などから譲り受けた食料品を詰め合わせた「まごころバッグ」を配布。テイクアウトという形で手作り弁当も提供してきました。渡辺代表は「秋からは以前のようにみんなで食べたいですね」と話します。
 今年から西町公民館から総持寺(西町)に会場を移して毎月開催。6月25日は手作り弁当と同バッグを配布しました。約200人が訪れ、「今日は何かな」「お菓子がうれしい」と順番を待つ子どもたち。
 同寺住職の妻中村悦子さんもスタッフに加わり、「お寺がにぎわうのはうれしいですね」。昨年8月から手伝っている高校2年の布施梨花さんは「いろいろな世代の人と知り合えて楽しいし、やりがいもあります」と笑顔が広がります。
 渡辺代表は「仲間がいるから楽しくできます。これからも長く続け、地域の輪やコミュニケーションを深めていきたい」。
 次回は8月27日午前11時30分から、手作り弁当のテイクアウトと同バッグの配布。高校生以下無料。大人200円。なくなり次第終了。

知立くらしのニュース2023.07.14掲載

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