グアテマラで教育活動中

井ケ谷町の近藤さんが講演

 NPO法人幸(しえん)の代表・近藤咲さん=愛知県刈谷市=は、小学校の常勤講師を務めながら、中米グアテマラの経済的に困難のある子どもたちの教育を支援。「刈谷の子どもたちにも世界を体感する機会を」と、地元と現地の国際交流にも力を入れています。

 富士松中学校出身。中学校教諭を経て、2016年から2年間、青年海外協力隊の一員としてグアテマラ西部のソロラ県へ赴任。算数教育に携わりながら「生きるために学業を諦める子どもたち」を目の当たりにし、帰国後も「志のある子が学べる環境を作りたい」と支援を継続。19年には、現地教員に紹介された児地教員に紹介された児童の学費援助を個人で始めました。

 21年に再渡航。中学3年間の学費を支援する生徒を、地元の小学校の推薦を受けた6年生の中から数カ月かけて選考し、日本の支援者(里親)を募集しました。現地に建物を購入して、22年に学習塾を開設。現在、14人がその塾に通い現地スタッフが指導、近藤さん自らもオンラインで英語指導をしています。

  生徒と里親が、テレビカメラでつながる交流も。「支援する側もされる側も、“幸”を感じる取り組みにしたい。私たちの活動を応援していただけたら」と協力を呼びかけます。
 近藤さんの講演会「日本、グアテマラで教育活動中!~グアテマラの子供たちとサテライトでLive交流しよう」が21日午前10時から、刈谷市の市民ボランティア活動センターで行われます。無料。先着30人。申し込みは同センター☎0566・62・8231

【「人と人の幸せをつなぎたい」と近藤代表】

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