歌謡舞踊で福祉活動 刈谷市の常西勝彦さん

歌謡舞踊グループ「舞歌(まいか)の会」代表の常西勝彦さん(81)=愛知県刈谷市=は、高齢者施設などで慰問活動を続け約11年。地域福祉への貢献が認められ、市社会福祉協議会から感謝状が贈られました。
 常西さんは「思いもしなかった感謝状。自分が続けてきたことは、間違ってなかったと言われた気がした」と目を細めます。


 「歌謡舞踊は、職場の飲み会を盛り上げるために磨いた宴会芸」と言い、股旅姿で歌う「瞼の母」をはじめ五箇山民謡の「こきりこ節」や島根県の「どじょうすくい踊り」などレパートリーは多数。
 「衣装や小道具を取り寄せ、オリジナルの振り付けで演出にこだわる。『あんたのせりふで涙が出た』と言われると、うれしくてね」と口元を緩めます。


 山口県出身。「舞台に立つと、祖父母に育てられた幼少期、世話になった近所の人たちの顔が浮かぶ。活動の源は、あの時私を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちです」

【「活動は間違いなかった」と喜ぶ常西さん】

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