障害スポーツの全国大会に挑戦

刈谷特別支援学校高等部の藤井さんと鈴木さん

　 愛知県刈谷市にある刈谷特別支援学校高等部3年の藤井詩さんと鈴木俊介さんが、28～30日まで、鹿児島県で開催される「特別全国障害者スポーツ大会（燃ゆる感動かごしま大会）」の陸上競技部門に出場します。
　2人は5月に豊田市で行われた選考会を経て、県代表として全国大会へ。藤井さんは、ソフトボール投げと50㍍走、鈴木さんはスラロームと50㍍走、それぞれ2種目でメダルを狙います。
　

　藤井さんは同市出身。選考会の50㍍走種目では途中で転倒するアクシデントもありましたが、「あきらめない」とすぐに起き上がり、最後まで全力疾走。「目標に向かって練習してきました。全国大会では自己ベスト更新を。ソフトボール投げでは12㍍以上の記録を残したい」と前を向きます。
　

　鈴木さん＝高浜市＝は県選手団の旗手にも選ばれており、「頑張りたい」と明るい笑顔。「スラローム」では、障害物をよけながら車椅子を走らせ、「前進やバック、回転と30㍍のコースをこぎ続けなくてはいけないので体力勝負です。一番いい色のメダルを取りたい」と力強く語ります。