エレキバンド「ブルーローズ」

もっと刈谷の人に届けたい

 べンチャーズや寺内タケシ、加山雄三―。「懐かしい昭和のエレキサウンズを、もっと地元の人に届けたい」と、刈谷の中高年バンド「ブルーローズ」が、コロナ禍を経て意欲的に活動しています。
 

 発足約10年。メンバーは、1960年後半に青春時代をおう歌した60~70代の男性4人と女性ボーカル1人。愛知県刈谷を拠点に西三河の祭りやイベントに出演し、福祉施設などにも出向いたりして、同世代の人ならすぐ分かる残響の効いた音楽をかき鳴らしてきました。
 

 レパートリーはベンチャーズをはじめ、「恋のバカンス」「ルパン三世のテーマ」「運命」「津軽じょんがら節」などさまざま。2022年には、CBC主催のオトナバンドコンテストで決勝に進み、ブルー
・コメッツのライブコンサートで前座を務めるなど、演奏の腕前も折り紙付きです。


 メンバーたちは「高齢の方が、僕たちの音楽に体を揺らし、盛り上がってくれる姿にやりがいを感じる」と話し、サイドギターの岩田博さん=同市=は「憧れ続けたモズライトのギターを手に入れ、納得いく音が出せるようになった。当時のサウンドに近づきたくて、今も、古い音源を聞いて研究しています」。リーダーの木下順次さん=同市=は「10代の頃、ラジオから流れる外国のサウンドに衝撃を受け、胸躍らせたもの。同じような思い出を持つ地元の方と一緒に楽しみたい」と話します。


 出演依頼は随時受け付け。無料。問い合わせはhttps://www.bluerose.website/members/
 12月12日午後2時から、愛知県岡崎市のせきれいホールでライブを開催。入場料800円。 

MEMBERS – BLUEROSE

【ブルーローズ】

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