岡崎で「家康行列」 春は5年ぶり
岡崎市の春の風物詩「家康行列」が4月7日に開かれ、甲冑(かっちゅう)姿の武士やあでやかな姫などにふんした総勢約700人が市中心部を練り歩きました。
伊賀八幡宮で出発式が行われた後、行列は岡崎出身のフリーアナウンサー青木源太さんが乗った車両を先頭にスタート。奴列、姫列、少女隊などが乙川河川敷までの約2キロを1時間ほどかけて行進しました。
徳川家康の重臣「徳川四天王」の酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政らメインキャストは公募で選ばれた市民らが担当し、今回は地域ゆかりの武将を市民が演じる「地域武将列」が初登場。岩津城を拠点とした松平信光列などが加わり、行列を盛り上げました。
徳川家康役は岡崎出身の俳優、佐野勇斗さんが務めました。馬に乗った勇ましい姿に、一際大きな拍手と歓声が起こりました。
コロナ禍などで近年は秋開催が続き、春の実施は5年ぶり。市内在住の50代女性は「佐野さんはさすが俳優。馬に乗る姿がきれいでした。やっぱり春の開催が好き。この後、岡崎公園で桜を見に行ってきます」と笑顔で話していました。