いざ!パリ五輪へ 競泳800㍍リレー

村佐達也さん 後半の追い上げアピール

 愛知県刈谷市立富士松中学校出身で中京大中京高校3年の村佐達也さんが、7月27日から開催される、パリ五輪競泳男子800㍍リレーの日本代表に内定しました。
 4月、市役所で市長を表敬訪問した村佐さんに意気込みなどを聞きました。


 ―小学校の卒業文集に「オリンピックに出場して、金メダルを取りたいです」と書いていますが、五輪を強く意識したのは

 高1までは夢の舞台。3月の選考会前に開かれた強化合宿に参加して、意識が変わりました。松元克央さんなど、憧れのトップアスリートたちと一緒に練習して、この人たちと五輪の舞台で泳ぎたいと強く思いました。


 ―自身の強みは
 後半の追い上げ。以前は1500㍍など長距離が僕の主戦場でしたが結果を出せず、高2で200㍍に転向、昨夏のインターハイ2
00㍍自由形で優勝しました。1500㍍の時からの“後半でギアを上げる展開”が今、生きています。


 ―初出場への不安は
 実績のある選手ほどレースプランを知られているので、初出場はむしろ強みの一つ。自分らしい泳ぎでチームに貢献したい。


 ―内定後の変化は
 練習も生活もこれまで通り。「楽な選択をするな」という高校の監督の言葉を胸に、納得するまで準備を重ねます。その自負が試合で自分を支えてくれる。


 ―こだわりは
 「真ん中」。表彰台の一番高い場所だから。公共のトイレでも真ん中を使っています。
 ―水泳の面白さは
 競うこと。3歳から市内の名鉄スイミングスクールで泳ぎ始めて以来、やめたいと思ったことはありません。


 ―周囲の反応は
 水泳部の仲間をはじめ、五輪出場を一緒に喜んでくれる人がたくさんいてうれしかった。母校の、中学と富士松北小への訪問では(在校時に参加していた)応援団からエールをもらい感動しました。ここからまた練習を頑張って、応援してくれる人たちの期待に応えたい。

【3月の選考会で五輪出場権を獲得し、競泳男子で最年少の村佐さん】

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