写真と紙粘土人形の夫婦展

 5月26日まで 岡崎市美術館で開催

 ジャンルの異なる趣味で初共演―。岡崎市の長縄吉幸さん・恵永さん夫妻が5月26日まで、写真と紙粘土人形の作品展「愉」を同市美術館で開いています。

 「個展を開くのは難しいけど、2人ならできそう」と企画し、吉幸さんは風景写真、恵永さんは紙粘土人形を約40点ずつ展示。江南市の曼陀羅寺で撮影した鮮やかな藤の写真に紙粘土の和服人形を添えるなど、展示方法にも趣向を凝らしています。

 吉幸さんは元歯科医師で多忙な毎日を送っていましたが、65歳で退職後、「自然奏」を主宰する写真家の辰野清さんにカメラを教わり、市内の「YKフォトクラブ」でも活動。今回の作品展では、信州の四季を捉えた写真を中心に披露しています。

 恵永さんは蓑谷陽子さんが指導する紙粘土人形教室に通い、制作歴は13年。紙粘土創作協会の講師の資格を取得するほどの腕前です。作品展には、色鮮やかなひな人形や西洋人形などを出品。衣類や髪の毛も丁寧に仕上げた力作が並びます。

 長縄さん夫妻は「ちょっと変わった夫婦展を気軽に見に来てもらえたら」と話しています。観覧無料。午前10時~午後6時(26日は4時まで)。

【写真と紙粘土人形が並ぶ会場】

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