クスノキを元気に! CF挑戦中
愛知教育大学附属岡崎小学校
老朽化したシンボルツリーを元気にしたい―。愛知教育大学附属岡崎小学校は、グラウンドに植えられている樹齢推定150 年以上のクスノキの〝治療費〟を、クラウドファンディング(CF)を活用して募っています。
1901年の同校創立以来、長年、児童らに親しまれてきたクスノキ。高さ約12.4メートル、幹回り4.7メートル。岡崎市の「ふるさとの名木」にも登録されていますが、近年、急激に樹勢が弱ってきました。
戦争で校舎は焼けてしまいましたが、クスノキは被害を免れました。こうした歴史を5年生が授業で調べ、卒業生からクスノキの思い出などを聞くうち、「これからも守っていきたい」という思いが募り、復活プロジェクトを立ち上げました。
樹木医によると、樹勢回復には本格的な土壌調査と土壌改良が必要とされ、児童らが募金活動を実施しましたが、目標額に遠く及ばす、さらに資金調達へCFに挑戦することにしました。同校は「ご理解とご協力をお願いします」と呼びかけています。
目標金額は350万円。寄付協力者には、看板への名入れなどを行います。CFサイト(READYFOR)で支援を受け付けています。募集は7月31日まで。