市長賞は野中清美さん〈知立〉

かきつばた短歌大会

 立春知立短歌会の「かきつばた短歌大会」が5月12日、知立市文化広場で行われました。市内外の26人が「かきつばた」をテーマに短歌を投稿し、参加者の互選で上位3首が決まりました。


 トップの市長賞には、野中清美さんが詠んだ『時代流れ人の暮らしは変はれどもここ八橋にかきつばた咲く』が選ばれました。野中さんは「分かりやすい言葉なので、心に届けやすかったのかな。すごくうれしい」と喜びました。
 次席の市議会議長賞は、永田義則さんの作品『平安のまぼろし見るごとかきつばた匂へる池に業平の影』が受賞。「業平の〝かきつばた〟が好きで短歌を始めた。八橋にこだわって短歌を詠んでいるので受賞はうれしい」
 3席の市観光協会長賞は、片瀬千香子さんの『覚束なき歩みの母により添ひて杜若を愛しは遠き日のこと』に決定。「99歳まで短歌を続けていた母の影響で短歌を始めた。母の日に母のことを詠んだ歌で表彰されてうれしかった」と話しました。

知立くらしのニュースWEB版 24年6月14日号掲載)

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