セーリングで初五輪へ 豊田織機 田中・永松ペア

海上を走る日の丸に期待!

 7月28日から8月8日にかけて、フランスのマルセイユで開かれるパリ五輪セーリング女子49erFX級に、豊田自動織機に所属する選手、田中美紗樹(26)・永松瀬羅(30)ペアが出場します。
 大阪府出身の田中さんと大分県出身の永松さんは、ともに早稲田大学ヨット部を経て、約3年前からコンビで活躍。「どんな場面でも、明るい雰囲気を作り出し、磨き上げたセーリング技術を発揮する」という2人。「ともに五輪初出場。力いっぱいチャレンジして、上位入賞を狙います」と意気込んでいます。
 49erFX級は「海のF1」とも呼ばれるスピード競技。大会では出場チーム20挺が一斉にスタート、潮流を読み、帆で受ける風を動力に変えて、決められた順路を進みます。
 海上で激しい攻防戦が繰り広げられる一方で、他挺の航路を妨害した時は、自己申告する〝紳士的〟な競技。田中選手は「ジェネカーと呼ばれる帆はとてもカラフルで、華やかに彩られる海上の光景を見るだけでも楽しめます。私たちのジェネカーには日の丸。ぜひ応援してください」と話しています。

【海上で闘う田中・永松ペア】

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