創造性で世界「金」 刈谷少年少女発明クラブ

 若い世代が、問題解決の創造性を競う「2024年OM世界決勝大会」(5月21日~24日、米国アイオワ州立大学)で、刈谷少年少女発明クラブの中学生チームが、ビークル(車両)種目で金賞を受賞。全18種目674チームの中から、最も優れた創造性を発揮した4組に贈られる特別賞も受賞しました。


 同クラブからは、刈谷市在住の中学生山口誉仁さん、酒井敦尋さん、梶谷光弘さん、蛸島優希さん、金原由奈さん、棚橋茉祐さん、杉江晴悠さんの7人が出場しました。
 同種目には、10カ国の中学生47チームが、事前に提示されたタスクに挑戦。さまざまな機能を持たせた独自のビークルと英語劇で完遂を目指しました。

 7人が昨年10月から組み立ててきたビークルは、幅約30㌢×長さ約45㌢で電池による自走式。センサーで指定位置にピタっと停止、トランジスタを使って多種多様な動作を実現しました。車体は途中で反転すると、四足歩行する「犬」に姿を変え、それまでの直線走行から、くるくる回る旋回走行へ。次々と繰り出す、的確な課題解決と独創的なストーリーに、観衆の拍手が沸き上がり、審査員から満点の評価点が与えられました。


 飛行機の大幅な遅延やロストバゲージ、発表日の未明には竜巻警報で地下避難を余儀なくされるなど、予想外の課題も笑顔で解決し、大会での成功を導いた7人。
 キャプテンの山口さんは「問題解決に一番必要なものはチームワークと学んだ。信頼できる仲間とつかんだ世界一です」と喜びをかみしめていました。

【W受賞を喜ぶメンバー「チームワークの良さが自慢です」】

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