外国人が万燈蔵見学
高さ約5㍍、武者などをかたどった刈谷市内7町(愛知県)の張り子人形が夏の夜を舞う万燈祭。
7月27、28日の開催に向け、制作を進める司町の万燈蔵に9日、外国人市民ら17人が見学に訪れました。
市国際交流協会が企画。参加者は万燈を前に目を輝かせ、刈谷万燈保存会員に質問したり、竹組みに和紙を張り合わせる工程を熱心に見入ったり。インドネシア出身のリース・スティヤサリさんは「私の国にも木で人形を作る文化はあるが、日本人の繊細な技術は素晴らしい」と感動した様子。若衆頭を務める犬飼悠介さんは「万燈には、町の文化と住民の思いが詰まっています。歴史や歌舞伎の一場面を題材にしたものが多く、日本文化を感じてもらえるのでは。祭りの様子をSNSなどで母国の友達に発信してください」と話していました。