どすこい児童と交流
鳴り響く触れ太鼓 愛知県刈谷市立亀城小学校
「大きいなあ」「きれいだね」「いい匂い」―。
愛知県刈谷市の亀城小学校に8日、大相撲の尾上部屋と高砂部屋の力士ら約20人が来校。児童約700人と交流しました。
「子どもたちに相撲文化を体験してほしい」と、同校が開催。県相撲連盟会長の近藤弘行さん=同市新栄町=が縁を結びました。
高砂部屋に所属する呼び出し・利樹之丞さんが、相撲の始まりを知らせる「寄せ太鼓」を体育館中に鳴り響かせ、〝亀城小場所〟が開幕。行事の木村朝之助さんが勝敗を取り仕切り、児童は2人1組で力士と対戦しました。
力士の背後に回り込んだり、足にしがみついたりするものの歯が立たず、ひょいと持ち上げられてしまう児童も。土俵際で踏ん張る姿に同級生から声援が飛び交い、会場は熱気を帯びました。
力士を前に「恥ずかしくなっちゃった」と泣いてしまう1年生。
大きな懐に思い切り飛び込んでいった6年生の男子児童は「軟らかなお肉の奥は、ものすごく硬かった。僕たち2人じゃ動くはずないのに勝たせてくれた。やさしいな。お相撲さんが好きになった」と話していました。