「地域のみんなに食べてほしい」南小6年生が米20キロ寄付 〈知立〉

谷田町の弘願坊で「ののさま食堂」

 知立南小学校6年の3人が同校児童を代表して、7月27日、谷田町の弘願坊で定期的に開かれている子ども食堂「ののさま食堂」を訪れ、授業で収穫した米約20キロを寄付しました。
 昨年、児童らが地域の人らの指導を受け、校内にある〝みなみっこ田んぼ〟(12メートル×9メートル)で約90キロの米を収穫。その後、全校児童で味わいました。
 「残ったお米を、地域の人たちにも味わってもらいたいと思っていたところ、市のフードドライブの取り組みを知りました」と代表の児童ら。児童らが主体となり、同校近くで行われている同食堂へ寄付を決めました。
 「自分たちだけでなく地域の人みんなに食べてもらいたい」「食堂でお米を使ってくれるとうれしい。この取り組みを、下の学年にも続けてもらいたい」と、児童らは、はきはき話していました。
 同食堂を運営する子育て支援ボランティア団体の石橋裕子さんは「主食であるお米の寄付はありがたいです」と感謝の気持ちを述べ、「地域の居場所として、子ども食堂はあります。ぜひ遊びに、食べに来てください」。
 同食堂は毎月第4土曜開催。(12月は開催せず)高校生以上300円、中学生以下無料。

(知立くらしのニュース 24年8月23日号掲載)

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