マスターは生成AIロボ
その場で一杯 「うまい!」
「のど越しのいいやつをお願い」「きゅうーっと一杯、辛口を飲みたい気分だね」―。
生成AIロボットが、客の好みに合わせて日本酒を選び、その場で楽しむ「角打ち」の体験会が8月23日、刈谷駅北の地域交流施設カリココで開かれ、会社帰りのサラリーマンら約50人が参加して、それぞれに選ばれた一杯でほろ酔い気分に浸りました。
刈谷スマートシティの取り組みとして、NPO法人まちづくりかりやが主催。
日本酒を選ぶ〝マスター〟は、生産ラインなどで活躍する産業用人協働ロボットに、生成AIを搭載したデンソー開発の小型ロボット「Jullie」。来店者と対話しながら集めた情報と事前にインプットされた商品知識をもとに、8種類の日本酒から最適な1品を選び出し、コップに注いで提供しました。
銘柄に関する豆知識や、「いい夜にしようじゃん」など三河弁を交えて、会話を盛り上げることも。
「角打ち初体験」という古川優二さん=高津波町=は、「緊張しなくて会話も楽しい。マスターに勧められた『三連星』はおいしかった」と笑顔を浮かべました。
デンソーの担当者は「人間の指示通りに動いてきたロボットに生成AIを加えることで、自ら考え、人の気持ちに寄り添う行動が可能になりつつある。人とロボットが協働し、笑顔で暮らせる社会の実現に貢献していきたい」と話していました。