刈谷の実相寺 筋肉隆々の七福神並ぶ
学生が大看板「運をつかめ!」
上腕二頭筋が盛り上がる毘沙門天や、見事に割れた腹筋を持つ恵比須天―。宝船に乗り込んだ、筋肉隆々の七福神を描いた〝まんがの大看板〟が8月22日、愛知県刈谷元町にある浄土宗泉流山「実相寺」の本堂に掲げられました。
「100年後も続く開運の寺」を目指す、同寺の小山勝弘住職が企画。3月に完成した
〝まんがの大看板”『実相寺キャラクター招福坊泉流』に続く2枚目で、高校生が画力を競う全国大会「まんが甲子園」の常連校・同県豊明高校イラストレーション部に制作を依頼。OGの富田莉緒さ
ん(大学1年)が手がけました。
パソコンのイラスト制作ソフトを使い、明るい色彩で細部まで丁寧に描かれており、サイズは縦1
50㌢、横180㌢。
富田さんは「インターネットで筋肉の形を学び、鏡に向かってポーズを取ったりして、納得いく仕上がりになった」と笑顔。境内に
ある「キリシタン灯籠」の案内板も、同部2年の柴田夏海さんが担当しました。
「驚くほどの出来栄えです。多くの方に見てほしい。若い世代も足を運んでもらえたら」と小山住職。「幸運は自ら行動して手にするもの。看板をご覧になった方々に活力を与え、運を切り開く力を感じてもらいたい」と話していました。