不用な服で世界を支援しよう 衣料回収イベント
市内企業5社が〝ワンチーム〟で 11月3日 青果市場
衣替えの季節です。 小さくなっちゃった。 似合わなくなっちゃった。もう着ないかな? でもまだ着れるのに…そんなお洋服の行き先に困っている方にお知らせします。
クローゼットの中に眠っている衣料で、社会貢献しませんか―。
貧困や自然災害、紛争などを事由に、衣料支援の要請が絶えません。不用になった衣料と必要とする人々をつなぐ「海外支援衣料回収~衣料の提供と輸送費カンパで世界を救う」が11月3日午前10時から、刈谷市小垣江町の刈谷青果市場で開催されます。午後1時まで。
主催は刈谷市内に所在する企業アイシン、ジェイテクト、デンソー、トヨタ車体、トヨタ紡織、県刈谷青果。これまで個別で支援を続けてきた各企業が、初めて連携して実施します。
トヨタ紡織の山内一慶さんは「誰かのために何かをする、その時湧き出る感情を味わってほしい。その気持ちを知る人が増えれば、より良い社会へと近づいて行くのでは」と思いを込めます。
持ち込まれた衣料品は、ボランティアが仕分け、梱包し、NPO法人日本救援衣料センターを通じて、衣料を必要としている海外の人々へ届けられます。衣料を海外に届けるための費用として、一口1500円の協力金も募っています。
また、国内の子どもたちの支援として文具や楽器などを回収し、市内の市民団体「子ども食堂ほっとライス」から、子どもたちに届ける予定です。
デンソーのボランティアグループで10年以上活動してきた渡辺和幸さんは「支援は巡回するもので、時を経て、形を変えて戻ってくると感じています。ぜひ参加しませんか」と呼びかけています。仕分けなどを手伝うボランティアスタッフも募集(中学生以上)。
【回収品】*洗濯済みのもの
Tシャツ、Yシャツ、セーター、カーディガン、ジャンパー、コート、ズボン、ジーパン、上下別のベビー服、毛布、羽毛布団など(肌着、靴下、寝着、タオル、シーツ、企業制服などは新品のもの)
【子ども支援】習字・絵の具・裁縫のセット、リコーダー、ノート(新品)、ボール、グローブ、ランドセル、ベルマークなど
【回収できないもの】
靴、かばん、和服、スーツ上着、ネクタイ、ベルト、帽子、手袋、ワンピース、スカート、食品など
問い合わせは山内さん☎080・5815・3300