刈谷特支高生輝く挑戦 共に磨いた力を発揮
全障スポ大会 本郷巧さん(3年)・平野歩実さん(2年)
佐賀県で、26日から始まる国内最大の障がい者スポーツの祭典「全国障害者スポーツ大会」の陸上競技に、刈谷特別支援学校高等部3年の本郷巧さん(富士松中出身)と同2年の平野歩実さん(依佐美中出身)が、県代表選手として出場します。
幼いころから顔見知りの2人は毎朝、通学路途中で落り合い、徒歩と車いすで一緒に学校へ通いながら体力づくりに励んできました。互いに「いい記録を出して上位入賞したい」と目標を語り、笑顔で拳を振り上げます。
本郷さんは、フライングディスクをゴールに向けて投げる「アキュラシー」と、飛距離を競う「ディスタンス」に出場します。アキュラシーでは10本中9本の成功が目標。「体育の授業や部活動で一生懸命練習してきました。しっかり決めたい」と意気込んでいます。
平野さんは、「ジャベリックスロー」と「100㍍」(車いす使用)に挑戦します。「県代表を決める選考会では、多くの声援が聞こえてきて頑張れた」と振り返り、「ずっと憧れてきた大会です。私を支えてくれる人たちに感謝して、1秒でも早いゴールを目指します」と述べました。
大会には、14競技に全国から約3500人が集まり、熱戦を繰り広げます。