刈谷サッカー躍進

 愛知県刈谷市のサッカー2チームが躍進。東海社会人リーグ1部のFC刈谷が、JFL昇格がかかる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)」への挑戦権を獲得。さらに、AS刈谷も今季、東海社会人リーグ2部から1部への昇格を果たしました。

FC刈谷JFL昇格へ挑戦 「チャンピオンズリーグ初戦が鍵」

【平均年齢23歳。若さも武器のFC刈谷】

地域CLは、アマチュアサッカーの最高峰JFL(日本フットボールリーグ)へつながるステージ。全国の地域リーグを勝ち抜いた12チームが熱戦を繰り広げ、上位2チームに昇格のチャンスが与えられます。
 FC刈谷は、就任1年目、元日本代表の茂庭照幸監督の下、「日本一走れるチーム」作りで強化を図り、10月の全国社会人サッカー選手権で4位に入賞して地域CL出場を確定。JFLから降格した2021年以降、連続3度目の挑戦となり、18日から茨城県などで開催される1次リーグに臨みます。
 茂庭監督は「関東代表との初戦が鍵。選手層も厚くなり、連戦にも耐えられるチームに仕上がった。昇格を狙う」と、強気な姿勢を見せています。

AS刈谷が1部 昇格 データ解析で選手を生かす

【2部リーグの優勝を決め監督を胴上げするAS刈谷の選手たち】

 昨季は、3部へ降格危機にあったAS刈谷も大きく成長。今季は新監督に元エジプト代表のラディ・モハンマド氏を迎え、「勝っても満足しない。もっとわがままに」という上昇志向で2部リーグ全14試合を10勝2敗2分けの成績で優勝、1部昇格を決めました。
 監督が得意とするデータ解析を駆使した「迷わない戦略」で強豪チームを封じ込めるなど、その強さを見せつけてきたAS刈谷。
 ヘッドコーチも務める坂本樹是キャプテンは「前向きな時こそ、チーム全員が自分の役割を理解し目標へ向かうことが大事。これからが本番です」と、1部での挑戦に意欲を燃やしています。

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