愛知刈谷で個展「飾り鳥」野鳥写真家 戸塚学さん
野鳥を撮り続けて30年。愛知県刈谷市の野鳥写真家・戸塚学さんが27日から、個展「飾り鳥」を刈谷駅北の喫茶&ギャラリーアソーレで開きます。12月1日まで。
鳥の行動に精通し、「美しさ」だけでなく「生きものの体温、ニオイ」をも作品に求める戸塚さん。鳥たちの小さな体からあふれる喜怒哀楽や賢さ、ずるさまで、さまざまな瞬間を鮮やかにとらえてきました。
刈谷市初開催となる同展には、アオサギが川面で風を浴びる姿や北海道の雪原で戯れるタンチョウヅルのカップル、まるで写真を撮られることを意識しているかのようなカメラ目線のコノハズクなど、「部屋に飾りたくなる」をテーマに選んだ約20点を展示。写真にはあえて説明を付けず、来場者に「自分の感じたままを楽しんでほしい」と話します。
同市立依佐美中学卒業後、県立刈谷工業高校(当時)の写真部でカメラに夢中になった戸塚さんは、自衛隊へ入隊して北海道勤務の経験も。
全国を飛び回りながら、自然環境の変化や鳥の数の激減を実感しているといい、「作品を通して、今では見ることが難しくなった瞬間と出合えるかも。お気に入りの一枚を見つけてください」と来場を呼びかけています。
月曜定休。問い合わせは同店☎0566・95・8888