若者がつくる二十歳の集い

羽ばたこう「七色の未来」へ 12日に刈谷市総合文化センターで開催

 愛知県刈谷市のかりや「二十歳の集い~2025★笑顔あふれる七色の未来」が12日、刈谷市総合文化センターで開催されます。
 自分たちの人生の節目となる式典を進行するのは、市内中学校の卒業生24人で構成する「二十歳の集い実行委員会」。昨年7月の発足以来、「ビデオレター」「デザイン」「抽選会」の3班に分かれ、準備を重ねてきました。


 毎年、会場を盛り上げる催しの一つが、母校を訪ね制作する恩師からのビデオメッセージ。撮影から編集までを手がけた委員たちは「中学時代には理解できなかった先生たちの思いを、今ようやく感じ取れるようになったかな」と〝真の大人”に近づいた喜びに頰を緩めます。
 プログラムのデザインには、委員の大谷明璃さん(大学2年)が描いた温かみのある手描きイラストを採用。デジタルが主流の中で、自分たちらしさを表現する新たな挑戦となりました。
 抽選会も今年ならではの企画で、式典に彩りを加える工夫を凝らしています。
 「一生懸命な故に激しく意見を交わす場面もあった」という委員たちは、「刈谷の20歳が一緒に同じ目標に取り組んだ。貴重な経験になった」と話します。


 委員長の仲川虹美さん(学2年)と西尾冴笑さん(専門学校4年)は、「中学時代の思い出が良いものばかりではない人もいると思いますが、今だからこそ新しい気付きもあるはず」と言い、「心を込めて準備しました。一人でも多くの人に楽しんでほしい」と参加を呼びかけています。
 式典には、対象者約1650人が2部に分かれて出席予定。

【かりや二十歳の集い実行委員会の皆さん】

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