特養で防犯教室〈知立〉

不審者対応や護身術 ヴィラトピア知立

 山屋敷町の特別養護老人ホーム「ヴィラトピア知立」(社会福祉法人富士会)で1月10日、防犯教室が開かれました。職員約20人が参加し、警察署員から不審者の対応やさすまたの使い方、護身術などを、実践を交えながら学びました。
 不審者の侵入があった場合、「複数人で対応する」「距離を取る」「大きな声で話しかける」「迷ったら110番する」など、具体的な対応を教わった職員ら。さすまた講習では、基本的な持ち方や使い方、脇と肩を〝たすき掛け〟で抑えるなど、効果的な方法を実践的に体験しました。
 講師を務めた安城署生活安全課の内山雄次郎巡査長は「さすまたがなくても、イスの脚やほうきなどでも代用できます」と実演しながらレクチャー。「通報から現場に着くのに平均8分と言われています。間違っていてもいいので、早めに通報してください。無理はせず、自分の身を守ることを考えて行動してほしい」と優しく呼びかけました。
 訪問介護を担当している介護士の平賀由美子さんは、「急に襲われると、実際に動くのは難しいと思った。頻繁に練習して備えたい」と話しました。

関連記事一覧